【コラムその1】樹脂について
こんにちは!
雨が続いて工期が長引き、着工中のご施主様にはご不便をおかけしており申し訳ありません。
完工までもう少しご辛抱をお願いいたします🙇
泉北ペイントは塗料の役割を広く伝えてより一層ペイント業界を盛り上げたいと思っています。
それと、これから塗装工事をしようかな〜という方で相見積もりをたくさん取れば取るほどわからなくなってくる…という声もよく聞きます。
そんな方に物差しの一つにでもなればと思いブログに書くことにしました。
説明は下手ですが是非読んでください。
【コラムその1】樹脂について
【コラムその2】顔料について
【コラムその3】水性or弱溶剤について
【コラムその4】硬化の種類について
の予定です。
楽しみにしていてください🙆
樹脂とは
簡単にいうと樹脂=プラスチックです。
我々塗装屋はプラスチックを外壁に塗装しているのです!
プラスチックと一言で言っても数十種類あり全てが塗料として適しているわけではありません。
例えばポリカーボネート樹脂は衝撃や紫外線にも強いので洗濯バサミやテラスの屋根材としては適しています。
しかし薬品に弱い為、液体にして塗料として製品にすることが難しいといった点があります。
適材適所なんです。
エポキシ樹脂は酸素も通さない密閉性と接着性、耐摩耗性等に優れています。
しかし紫外線に当たると黄色く変色し劣化します。
ということはエポキシ樹脂で密着&錆止めを行い耐候性の良い樹脂で上塗りをすれば長持ちします。
では塗料として耐候性の良い樹脂とはどういったものかご紹介します。
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素
アクリルは耐候性◎です。
ただアクリル塗料の評判はそこまで高くはありません。
【コラムその2】で詳しく書きますが紫外線に強いアクリル樹脂を劣化させている原因は顔料が樹脂を破壊しているからなのです。
なんだか物騒ですね( ; ; )
顔料の入っていないアクリル板はそこそこ長持ちしているのをよく見かけます。
築30年くらいのお家についているカーポートの屋根材として今でもギリギリ現役のアクリル板なんかもあります。(曲げると割れます)
ウレタンは耐候性としてはアクリルより少し上です。
なのでお値段も少しUPします。
2010年頃からシェアは低くなってきた印象ですね。
その理由はシリコン塗料が一般に浸透し始めたのが2010年頃だからです。
厳密に言うとアクリルシリコン樹脂です。
アクリルシリコンの耐候性はウレタンより少し上でお値段もちょびっとUPです。
サイディングボード貼り&カラーベスト葺きのお家の改修が2010年頃から増え始め
それまで主流だった吹き付け仕上げのザラザラした塗装からローラー&刷毛で仕上げるツルツル系の塗装の需要が増え始めました。
そして最高級の部類であるフッ素塗料も併せて普及していきました。
フッ素=テフロンです。
フライパンにも使われていますね。
本当に何もくっつきません!
あのスカイツリーも厚膜のフッ素で仕上げられています。
上塗り塗料としてこの4種類がメインの樹脂となり、世界中のあらゆる物の表面を紫外線や雨風から守ってくれています!
ありがとう樹脂!
次回は【コラムその2】顔料についてです。
最後まで読んでくださりありがとうございました🙇
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