A様邸ビフォーアフターのご紹介!と【コラムその2】顔料について
こんにちは!泉北ペイントの森谷です!
今回は先日完工したA様邸のビフォーアフターのご紹介です。
お引越し前の塗装リフォームでした😀
塗装前のお写真です。


どっしりとした重厚感のあるお家ですね!
工事中は毎日お顔を出してくださったりおもしろいお話をたくさん聞かせてくれたりと気さくに接してくださる御施主様でした😊
施工後のイメージをつかむために方々へ視察に出向かれてこの色がいい!というお家に実際私も見に行ってカラーシミュレーションを作成しました。

そして完成がこちら!


グリーンの色味が絶妙な和モダンですね😊
外塀の黄色、軒天の茶色、扉やポストの赤がマッチしています。
A様、各職人にも優しく接して下っさってありがとうございました🙇
これからも末長いお付き合いをお願いいたします!
今回使用した塗料は日本ペイントのパーフェクトトップ(外壁)とファインパーフェクトベスト(屋根)です。
パーフェクトシリーズの特徴は何と言っても”ラジカル抑制型”という点です。
ラジカル抑制とは!?
耳馴染みのないラジカル抑制についてお話しします。
屋外のペンキの塗装において耐候性はとても重要です。
毎年毎年する工事ではありませんからね😅
消費者としてはできるだけ長い耐候性のものを安価に作って欲しいのです。
耐候性の低いものは紫外線に当たる面は3年〜5年ぐらいでうっすらチョーキングが出てきます。
チョーキングとはこんなやつです↓

(余談ですがこれは10年前にフッ素樹脂の塗料を施工されたというお家です。どんなフッ素塗料を塗ったのかわかりませんががっつりと真っ白のチョーキングが全体に出でいました。)
なぜチョーキングが起きるのか。
【コラムその1】でも少し触れていますが色の粉の『顔料』が完全に悪さをしています。
特に白色顔料の酸化チタン!
酸化チタンは日焼け止めクリームにも入っているあの白いやつです。
酸化チタンは光(紫外線)が当たるところで光触媒と言って、良い面で言えば抗菌作用も働きます。
悪い面では、接触している有機化合物を二酸化炭素に変化させるまでとことん酸化分解するので塗料中の樹脂を傷めてしまいます。
そのくせに酸化チタン自身は酸化しません。
(※遮熱を謳う塗料はこの酸化チタンの直径を約5倍ほど大きくして赤外線を反射する面積を大きくして輻射熱を減らす仕組みです。)

その結果白い粉が浮き出てきてチョーキングになるのです。
上の写真も元はブルーの塗装をされたそうですが浮き出ているのは白色顔料のみでした。
(これも余談ですが赤は単純に長い波長を反射させてそれよりも短い波長の電磁波を吸収しているので色褪せやすい色代表です。
ざっくり言うと長い波長はものを温めたり通信に使用しますが短い波長は紫外線のように物を劣化させる要因になります。

写真でも経年で青っぽくなってくるのは赤色が褪せてしまっているからです。)
パーフェクトトップは白色顔料(酸化チタン)の光触媒反応を押さえ込むために特殊なコーティングを施した塗料です🙆
住宅用塗料としては値段は中の下、品質は上の中といった感じでしょうか!?素晴らしい塗料です!
泉北ペイントとしては自信を持ってお勧めできる塗料ですね😄
今回は顔料についてでした!最後まで読んでくださりありがとうございました🙇